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リノベーションの流れと期間|検討開始から入居までのスケジュール

BayMap編集部9分で読める

中古住宅リノベーションの全体スケジュールを解説。物件探し・業者選定・設計・着工・入居までの各フェーズの期間と、失敗しやすいポイントを整理します。

中古住宅を購入してリノベーションする場合、検討開始から入居までに6〜12ヶ月かかるのが一般的です。「思ったより時間がかかった」「もっと早く動いていれば」という後悔を避けるために、全体のスケジュールと各フェーズでやるべきことを整理します。

この記事のポイント

  • 全体で6〜12ヶ月。フルリノベなら10〜12ヶ月が目安
  • 物件探しとリノベ会社選びは並行して進める
  • 一体型ローンを使うなら物件契約前にリノベ見積もりが必要
  • 工事中の仮住まい期間(2〜4ヶ月)を忘れずに計画に含める

全体スケジュール

フェーズ期間目安やること
①情報収集・予算決め2〜4週間総予算の決定、エリア選定、リノベの方向性整理
②物件探し+リノベ会社選定1〜3ヶ月内見、相見積もり、業者との面談
③物件契約・ローン審査2〜4週間売買契約、ローン本審査、リノベ見積もり確定
④設計・プランニング1〜2ヶ月間取り・仕様の決定、設計図の作成
⑤着工・施工1.5〜4ヶ月解体→下地→設備→内装→仕上げ
⑥検査・引き渡し1〜2週間完了検査、手直し、鍵の引き渡し
合計6〜12ヶ月

ライトリノベ(水回り交換+内装のみ)なら6〜8ヶ月、フルリノベ(スケルトンから再構築)なら10〜12ヶ月が目安です。

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各フェーズの詳細

①情報収集・予算決め(2〜4週間)

このフェーズではまだ物件も業者も決めません。最初に決めるべきは「物件購入費+リノベ費用+諸費用」の総予算です。

やること

  • 年収から借入可能額を概算する(年収の6〜7倍が上限の目安)
  • 頭金として出せる現金を確認する
  • 総予算から「物件に使える額」と「リノベに使える額」の配分を仮決めする
  • 候補エリアの相場を確認する

BayMapの駅別相場データリノベーション費用シミュレーターを使えば、特定のエリアで「物件+リノベ」の総額がいくらになるか概算を掴めます。この段階で「明らかに予算オーバー」なエリアと「現実的な」エリアを絞り込んでおくと、次のフェーズの効率が上がります。

②物件探し+リノベ会社選定(1〜3ヶ月)

物件探しとリノベ会社選びは必ず並行して進める

物件を先に買ってからリノベ会社を探すと、一体型ローンが使えない・構造上の制約が後から判明するなどの問題が発生します。

理想的な進め方は、リノベ会社2〜3社と面談して相見積もりを進めながら、同時に物件の内見を行うことです。リノベ会社によっては物件探しから同行してくれるところもあります。

物件選びのポイント

  • 構造(ラーメン構造か壁式構造か)
  • 配管の状態と交換履歴
  • 管理組合の修繕計画と積立金の状態
  • リノベーション工事に関する管理規約上の制限

詳しくはリノベ向き物件の見極め方を参照してください。

リノベ会社選びのポイント

③物件契約・ローン審査(2〜4週間)

物件が決まったら売買契約を結び、住宅ローンの本審査に進みます。

一体型ローンを使う場合、本審査の時点で以下の書類が必要です。

書類用意する人
売買契約書不動産仲介会社
リノベーションの見積書リノベ会社
設計プラン(概要レベル)リノベ会社
源泉徴収票・確定申告書自分
本人確認書類自分

ローン審査には通常2〜4週間かかります。この間にリノベの設計を詳細化していくと、時間を無駄にしません。

ローン特約の期限に注意

売買契約にはローン特約(ローン審査に落ちた場合に契約を白紙撤回できる条項)の期限があります。通常は契約から3〜4週間です。一体型ローンの審査は通常の住宅ローンより書類が多いため審査に時間がかかることがあります。期限に余裕を持った契約条件にしてください。

④設計・プランニング(1〜2ヶ月)

ローン審査通過後、物件の引き渡しを受けてからリノベの詳細設計に入ります。

このフェーズで決めることは多岐にわたります。

決めること
間取り壁を抜くか、部屋数をどうするか
水回りの仕様キッチン・浴室・トイレのグレードと配置
内装材床材(フローリングの種類)、壁材、タイル
電気設計コンセントの位置と数、照明計画
収納計画造作収納の有無と配置
断熱・設備内窓追加、給湯器の仕様

決定事項が多く、打ち合わせは通常4〜8回程度です。この段階で「あれもこれも」と仕様を上げていくと予算がどんどん膨らむため、優先順位を明確にしておくことが重要です。

⑤着工・施工(1.5〜4ヶ月)

設計が確定し、工事請負契約を結んだら着工です。

工事の一般的な流れは以下の通りです。

工程期間目安内容
解体1〜2週間既存の内装・設備を撤去
下地工事2〜3週間配管・電気配線・断熱材
大工工事2〜4週間間仕切り・天井・床の下地
設備据付1〜2週間キッチン・浴室・トイレの設置
内装仕上げ2〜3週間壁クロス・床材・塗装
クリーニング・検査1週間清掃、業者の自主検査

解体後に追加費用が発生するケースがある

壁や床を剥がしてみて初めて、配管の劣化・下地の腐食・断熱材の不備が見つかることがあります。予備費として工事費の10〜15%を手元に確保しておくのはこのためです。

施工中の確認(中間検査)

壁を閉じる前の段階で配管の状態・断熱材の施工・電気配線の位置を確認する機会を設けてもらいましょう。壁を閉じた後では確認ができません。

⑥検査・引き渡し(1〜2週間)

工事完了後、施主による最終確認(施主検査)を行います。

施主検査で確認すべきポイント

  • 設計図通りの仕上がりになっているか
  • キッチン・浴室・トイレの水の出と排水に問題はないか
  • コンセントの位置と数は設計通りか
  • 建具(ドア・引き戸)の開閉はスムーズか
  • 床の傾き・壁のひび割れはないか
  • 換気扇・浴室乾燥機は正常に動作するか

不具合があればその場で指摘し、手直し工事を依頼します。手直し完了後に引き渡しとなります。

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仮住まいの計画

フルリノベの場合、施工期間中は物件に住めないため仮住まいが必要です。

項目費用目安
仮住まい家賃(2〜4ヶ月)14〜60万円
引越し費用(2回分)10〜20万円
トランクルーム(荷物保管)月1〜3万円

仮住まいはウィークリーマンション・マンスリーマンションが便利です。通常の賃貸契約は2年縛りが一般的で短期利用には向きません。

よくある失敗とその対策

失敗パターン原因対策
工期が大幅に延びた設計変更の繰り返し、追加工事設計フェーズで仕様を確定させる
予算を大幅にオーバー着工後の追加費用、仕様の積み上げ予備費15%確保、優先順位の明確化
住みたい間取りにできなかった構造上の制約を事前に確認しなかった物件内見にリノベ会社を同行させる
ローン審査に落ちた一体型ローンの書類が間に合わなかった物件探しとリノベ会社選びの並行
仮住まい費用を見落とした資金計画に含めていなかった総予算に仮住まい+引越し費用を計上

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出典: 国土交通省 不動産取引価格情報 / BayMap独自集計。本記事は情報提供を目的としており、投資・購入判断の根拠とはなりません。