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我孫子市の地価と中古マンション相場(2026年)

我孫子市は手賀沼の北岸に位置し、JR常磐線の快速停車駅である我孫子駅を中心に住宅地が広がる市です。2026年公示地価の公表を受けて、市全体の地価動向と駅別・町丁目別の中古マンション相場を整理します。

マンション相場データは2025年7〜9月期(国土交通省・不動産取引価格情報)にもとづくBayMap集計値です。

2026年の地価 住宅地+4.27%、商業地+2.50%

住宅地は31地点の平均で+4.27%。変動率は+0.9%から+8.0%まで分散しています。全地点がプラスですが、日秀(+0.9%)・柴崎台1丁目(+1.1%)のように上昇幅が小さい地点も残っています。上位は並木5丁目(+8.0%)・南新木2丁目(+7.8%)・我孫子3丁目(+7.7%)。

商業地は2地点のみで平均+2.50%。本町2丁目(43.9万円/㎡・+1.4%)と天王台1丁目(20.2万円/㎡・+3.6%)。商業集積が限られるため、地点数も少なくなっています。

住宅地の㎡単価は白山1丁目(23.6万円)から新木野3丁目(2.6万円)まで約9倍。JR常磐線の我孫子駅周辺と、成田線沿いの北部で大きな差があります。

主要駅ごとの中古マンション相場

我孫子市の5駅のうち、取引は我孫子駅に圧倒的に集中しています。

㎡単価(中央値)取引件数路線
我孫子36.0万円148件JR常磐線
天王台14.6万円18件JR常磐線
布佐10.4万円5件JR成田線
湖北5.9万円3件JR成田線
駅別マンション㎡単価(中央値)

我孫子駅は148件と市内取引の約84%を占めています。㎡単価36万円は常磐線の柏駅(35.8万円)と同水準で、駅前の利便性が価格を支えています。

天王台(14.6万円・18件)は我孫子の隣駅ですが、㎡単価は約2.5分の1。築年数の古い物件が多いことが影響しています。

成田線沿いの布佐(10.4万円)・湖北(5.9万円)は市内で最も手が届きやすい価格帯ですが、取引件数が極めて少なく、市場としてはほぼ機能していません。

取引件数が5件未満の駅は価格の信頼性が低く、トレンド判断には向きません。駅別のデータは駅一覧で件数とあわせて確認してください。

町丁目ごとの差 我孫子駅圏内で13倍

我孫子駅圏に取引が集中しているため、町丁目別の格差もこの駅圏内で顕著です。

町丁目㎡単価駅平均比
我孫子我孫子40.0万円+10%
天王台天王台14.6万円±0%
我孫子つくし野8.8万円−80%
我孫子久寺家3.1万円−90%

我孫子駅圏内で、我孫子(40万円)と久寺家(3.1万円)に約13倍の差があります。久寺家は築古の大規模団地が中心で、㎡単価が極端に低くなっています。「我孫子駅が最寄り」でも、町丁目によって全く異なる価格帯です。

つくし野(8.8万円)も同様に築古団地が多いエリアで、駅平均を大きく下回っています。

我孫子駅一極集中の構造

我孫子市の不動産市場は、我孫子駅への依存度が極めて高い構造です。148件中の大半がこの1駅に集中し、天王台以南の成田線沿いはほぼ市場として成立していません。

JR常磐線の我孫子駅は上野東京ライン・常磐線快速の停車駅で、東京駅まで約40分。この都心アクセスが36万円/㎡という価格を支えています。一方、成田線は単線で本数が少なく、布佐・湖北エリアは通勤利便性が大きく落ちます。

布佐エリアは2011年の東日本大震災で液状化被害が発生した地域でもあります。価格の低さには立地のリスク要因も含まれている点に留意してください。

このデータを見るときのポイント

我孫子市の取引件数175件のうち148件が我孫子駅に集中しているため、「市全体」の統計は実質的に我孫子駅の数字です。天王台や成田線沿いの市場は薄く、個別物件の影響を受けやすい点に注意してください。

住宅地の地価上昇率(+4.27%)は県内では標準的な水準です。商業地の+2.50%は今回取り上げた市のなかで最も低く、商業集積の弱さを反映しています。

地価とマンション相場は別指標です。公示地価は更地の公的評価額(2026年1月1日時点)、マンション㎡単価は建物込みの実取引価格(2025年7〜9月期)。読み方の基本は地価の見方ガイドを参照してください。

駅ごとの㎡単価トレンド・取引件数・徒歩圏別の価格差は、BayMapの地図駅一覧で確認できます。

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